「バッタを倒しにアフリカへ」が超面白かった話。

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この目を惹くタイトル、表紙。

私の生物好きも伴い、中身もよく見ないで衝動買いしました。

 

読んでみると、これが超面白かったのです!

具体的に、どんなところが面白かったのか、ネタバレしないように気をつけつつ、お話しします。

 

 

内容が面白い!

 

至極当たり前なことですが、内容が面白いです。

 

簡単に言うと、バッタが大好きな研究者の、アフリカでのバッタ研究ライフを綴った本、なのです。

 

が、この1冊の中には、

・バッタについて

・「研究」という世界のあれこれ

・アフリカ(モーリタニア)の生活、文化など

・一人の研究者の人生

が盛り込まれています。

これだけ内容が充実していると、1冊で吸収できることも多くて本当に面白いのです!

 

私は、最初は生物(バッタ)や研究について知るつもりでこの本を読んだのですが、次第に、モーリタニアという国について知るのが楽しくなってきました。

 

 

書き方が面白い!

 

人によっては堅苦しくなりそうな上記の内容ですが、著者の書き方、もとい語り方が面白く、どんどん読み進められます。

あまりの面白さに、カフェや電車で一人でクスッと笑ってしまうことも。

 

これから読むみなさん、要注意です。

 

 

著者が面白い!

 

まぁ、表紙の時点で著者の「ヤバさ」が滲み出ていますが。

 

表紙はともかくとして、中身からも著者の面白さが伝わってきます。

 

まず、考え方が面白いのです。

これが少年時代からの夢を追い続けてきた人の考え方なのかなぁ、とか思いました。

 

そして、行動が面白い。

普通なら躊躇うような、それか思いつきもしないようなことをやってのける。この行動力、羨ましいです。

普通に「すごい!」と思うことから、「ただの変人?」と思ってしまうようなことまで、いろんなことをなさっています。

 

研究者って、面白い。

 

 

以上、面白かった点を挙げてみましたが、この本を通して、「夢を追うということ」を知りました。

夢を追うことは、時には困難なこともあるけれど、一生懸命夢を追う姿は、いくつになっても美しいと感じ、なんとなく忘れかけていた、夢に向かって頑張ることを思い出させてくれた1冊でした。

 

バッタを倒しにアフリカへ (光文社新書)

バッタを倒しにアフリカへ (光文社新書)